この記事のポイント

  • 「ちいかわ占い」は2022年1月、フジテレビ系「めざましテレビ」の名物コーナーがリニューアルされる形でスタートし、2026年8月時点も朝7時40分頃に放送が続いています
  • テレビの占いコーナーは、占い師が毎朝その場で占うのではなく、一定期間分の原稿を事前に用意しておく形式が一般的だと言われています
  • キャラクターというフォーマットが「占いへの心理的なハードル」を下げ、占いに馴染みのなかった層の入口になっている側面があります
  • ちいかわ以外にもサンリオキャラクターなど、キャラクター×占いのコラボは書籍やアプリにも広がっています
  • 「当たる」と感じやすい占いの言葉づかいには、心理学でいうバーナム効果が関係しているとも言われます

朝の支度をしながら、なんとなくテレビをつけて「ちいかわ占い」の順位が気になってしまう——そんな習慣、ありませんか? 今日のランキングで自分の星座が1位だと、それだけで少し機嫌よく家を出られたり、逆に最下位だと「今日は気をつけよう」と身構えてしまったり。たかが1〜2分のコーナーなのに、地味に生活のリズムに組み込まれている人は少なくないはずです。

この記事では、2026年8月時点で公開されている情報をもとに、「ちいかわ占い」に代表されるキャラクター占いがなぜここまで定着したのか、そしてテレビの占いコーナーが一般的にどう作られているのかを整理します。占いを盲信するのでも、斜に構えて否定するのでもなく、「毎朝ちょっと楽しみにしている自分」をそのまま肯定できる読み方を一緒に見つけていきましょう。

朝の光に浮かぶ、キャラクター占いという小さな習慣

「ちいかわ占い」とは?2026年も続く人気コーナーの正体

朝のテレビ画面から星座がこぼれるひととき 朝のテレビ画面から星座がこぼれるひととき

「ちいかわ占い」とは、フジテレビ系の朝の情報番組「めざましテレビ」内で放送されている、イラストレーター・ナガノさんの人気キャラクター「ちいかわ」とコラボした星座占いコーナーのことです。報道によると、2022年1月4日に番組の名物コーナー「めざまし占い」がリニューアルされる形でスタートしたとされています。

2026年8月現在も放送は続いており、放送時間はおおむね朝7時40分頃。めざましmediaでは日替わりで結果がWeb記事としても公開されていて、見逃した日の運勢を後から確認する人も多いようです。ちいかわアニメも番組内で日替わりで放送されており、占いコーナーとアニメの両輪でキャラクター人気を下支えしている構図と言えそうです。単なる星座占いに留まらず、「ちいかわ」というキャラクターの世界観込みで楽しむコンテンツになっている点が、長期間支持されている理由の一つだと考えられます。

テレビの占いコーナーは誰がどう決めているのか

占いコーナーができるまでの3ステップ 図1: 占いコーナーができるまでの3ステップ

テレビの占いコーナーは、多くの場合、占い師や制作スタッフが一定期間分の運勢やランキングをまとめて事前に準備し、放送スケジュールに合わせて日替わりで紹介する形式が一般的だと言われています。毎朝その場でリアルタイムに占っているわけではない、という点は覚えておいて損はありません。

これは「インチキだ」という話ではなく、テレビ番組の制作フローとして自然なことです。生放送の朝の情報番組で、毎日ゼロから占いを組み立てるのは現実的ではありませんし、視聴者を飽きさせない工夫(ラッキーアイテムやひとことコメントの組み合わせ)を練るにも準備期間が要ります。占い師が監修者としてクレジットされているケースもあり、書籍分野では人気占い師の阿雅佐さんが『ちいかわ タロット』を監修するなど、キャラクターと占いのプロが組む動きも広がっています。テレビと書籍、それぞれのフォーマットでキャラクター占いの専門性が確保されている、と捉えると分かりやすいかもしれません。

こうした「結果がどう作られているか」を知っておくと、占い師によって鑑定結果が違うのはなぜ?結果が分かれたときの受け止め方と整理のコツで扱っているような、複数の占いで結果が食い違ったときの受け止め方にも応用できます。

【事例(フィクション)】 30代女性のBさんは、通勤前に「ちいかわ占い」を毎朝チェックするのが習慣でした。ある日、自分の星座が最下位で、その日は取引先とのやり取りで小さなミスが重なってしまいます。「やっぱり占い通りだった」と落ち込みかけたBさんですが、よく考えると忙しさで確認作業を怠ったのが原因でした。それ以来Bさんは、占いの結果を「今日はいつもより注意しようかな」という軽いスイッチくらいに位置づけるようにしています。結果に振り回されるのではなく、行動のきっかけとして使う——そんな距離感に落ち着いたそうです。 ※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。

なぜキャラクター占いに惹かれるのか

占いの硬さがふわりとほどけていく瞬間 占いの硬さがふわりとほどけていく瞬間

キャラクター占いが幅広い層に受け入れられているのは、「占い」という言葉が持つ重々しさをキャラクターがやわらげてくれるからだと考えられます。真剣な人生相談の占いと、朝のニュース番組で流れる1分の占いコーナーは、同じ「占い」という言葉を使っていても、実際にはかなり性質が違うものです。

ちいかわのような可愛らしいキャラクターが結果を伝えてくれると、たとえ順位が低くても「まあいいか」と受け流しやすくなります。占いに苦手意識がある人や、これまで占いにあまり触れてこなかった若い世代にとっても、キャラクターという入口があることで心理的なハードルがぐっと下がるのでしょう。占いに詳しくなくても、推しキャラのランキングとしてなら気軽に見られる。この「軽さ」こそが、朝の忙しい時間帯にフィットしている最大の理由かもしれません。

ちいかわだけじゃない、広がるキャラクター×占いの流れ

軽さから専門性まで、3つの層で見る占いの広がり 図2: 軽さから専門性まで、3つの層で見る占いの広がり

キャラクターと占いを掛け合わせたコンテンツは、テレビ番組以外にも広がっています。TBS系の朝の情報番組「はやドキ!」ではサンリオの「ぐでたま」が占いコーナーを担当していると紹介されており、局や時間帯によってキャラクターの個性を活かした占いコーナーが並走している状態です。

形式主なキャラクター例特徴
テレビの朝の占いコーナーちいかわ(めざましテレビ)、ぐでたま(はやドキ!)毎朝1〜2分、星座別ランキング形式が中心
占い書籍・タロットちいかわ タロットなど専門の占い師が監修し、より本格的な鑑定手法を採用
占いアプリ・診断コンテンツ動物キャラ占い等の診断系生年月日からキャラクター診断を行う心理テスト寄りの形式

こうして並べてみると、キャラクター占いは「毎朝の軽い楽しみ」から「監修者つきのしっかりした鑑定」まで、実は幅がかなり広いことが分かります。どのレベルの占いを求めているかによって、選ぶべきコンテンツも変わってくると言えそうです。

「当たる」と感じるのはなぜ?占いの言葉づかいという視点

占いの結果が「自分に当てはまっている」と感じやすいのは、内容そのものというより、言葉の選び方に理由がある場合が多いと言われています。心理学ではこれをバーナム効果と呼び、誰にでも当てはまりそうな内容を、あたかも自分専用の結果であるかのように受け取ってしまう傾向のことを指します。

「今日はうっかりミスに注意」「思わぬところで褒められるかも」といった表現は、実はほとんどの人の日常に当てはまり得るものです。だからこそキャラクター占いのようなライトな形式でも、多くの人が「意外と当たる」と感じるのでしょう。同じ日に見る占いでもサイトや番組によって内容が違うのはなぜか気になる方は、今日の運勢、星座占いでサイトごとに結果が違うのはなぜ?当たると感じる日の条件も参考にしてみてください。星座占いをもう少し深く読みたい場合は、太陽星座だけでなく月星座やアセンダントも合わせて見る方法を紹介した今日の星座占いは太陽星座だけで見ていい?月星座・アセンダントも合わせた読み方も参考になるかと思います。

よくある質問

Q:ちいかわ占いは毎朝、占い師がリアルタイムで占っているの? テレビの占いコーナーは、一定期間分の運勢やランキングを事前にまとめておき、放送スケジュールに合わせて日替わりで紹介する形式が一般的だと言われています。毎朝その場でゼロから占っているわけではないケースが多いようです。

Q:ちいかわ占いはいつから始まったの? 報道によると、2022年1月4日にフジテレビ系「めざましテレビ」の名物コーナーがリニューアルされる形でスタートしたとされています。2026年8月時点でも放送が続いています。

Q:キャラクター占いと本格的な占星術・タロットは何が違うの? テレビの朝の占いコーナーは1〜2分の短い時間で楽しむエンターテインメント要素が強く、書籍やアプリ、対面鑑定の占いはより専門的な手法や監修者の解釈が反映される傾向があります。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

Q:占いが「当たる」と感じるのは気のせい? 気のせいとも言い切れませんが、誰にでも当てはまりやすい表現を自分事として受け取ってしまう「バーナム効果」が影響している場合があると言われています。当たっている実感自体は、多くの人が経験する自然な心理現象と考えられます。

Q:ちいかわ以外のキャラクター占いにはどんなものがある? TBS系「はやドキ!」のぐでたま占いのほか、動物キャラを使った診断系コンテンツ、占い師監修のキャラクタータロット本など、テレビ・アプリ・書籍それぞれの形で広がっています。

まとめ

「ちいかわ占い」をはじめとするキャラクター占いは、占いそのものの真剣さよりも、朝のちょっとした楽しみとして生活に溶け込んでいるのが特徴です。仕組みを知ったからといって面白さが減るわけではなく、むしろ「今日はどう受け取ろうかな」と自分なりの距離感で楽しめるようになるのではないかと思います。

もし明日の朝、順位が低くても、それは「気をつけて過ごすきっかけ」くらいに軽く受け止めてみてください。占いは答えを決めつけるものではなく、一日の始まりに少しだけ心を整える道具の一つ。そのくらいの温度感で付き合っていけたらいいですね。