この記事のポイント
- コンポジットチャートとは、二人の出生図の「中間点」で作る、関係そのものを表すホロスコープです。
- 作り方の基本は、同じ天体どうしの度数の中間を取るだけ。自分で計算することも、無料の計算ツールを使うこともできます。
- 読むときは、太陽・月・金星・火星と、ASC(アセンダント)の順に見ると整理しやすくなります。
- 結果は「別れる・続く」の判定ではなく、二人の関係のテーマを知る手がかりとして使うものです。
「彼のこと、好きなのは間違いない。でも、私たちの関係って、結局どういう形なんだろう」
そんなふうに考え込む夜、ありませんか? 相性の良し悪しを一言で知りたい気持ちはわかります。ただ、西洋占星術には、「二人の相性」ではなく「二人でできあがる関係そのもの」を見る方法があるんです。それがコンポジットチャートです。
この記事では、コンポジットチャートの出し方から、恋愛で見るべきポイント、迷いやすいところまでを順番にお話しします。読み終わるころには、彼との関係を少し引いた目で眺められるようになっているかなと思います。

コンポジットチャートとは?シナストリーとの違い
図1: シナストリーとコンポジットの違い
コンポジットチャートとは、二人の出生図で対応する天体どうしの中間点を取り、一枚のホロスコープにしたものです。「二人を足して割った、関係という第三の存在のチャート」と考えるとイメージしやすいです。
占星術の解説サイトでは、一般に次のように使い分けられています。
| 方法 | 見るもの | 向いている問い |
|---|---|---|
| シナストリー | 二人の天体どうしの角度(アスペクト) | 「お互いにどう影響し合う?」 |
| コンポジット | 二人の中間点で作る一枚のチャート | 「この関係は、全体としてどんな性格?」 |
たとえば、シナストリーは「あなたの月と彼の太陽が重なる」のように、人と人の掛け合いを見ます。コンポジットは、二人が並んで立ったときの景色を見る感じです。
前者は「どう響き合うか」、後者は「何を育てる関係か」。ここを分けておくと、読み方がぶれません。
なお、二人の生年月日だけで相性を見たい場合は、無料の相性占いを自分で手計算する方法〜生年月日だけでできる数秘術・九星・干支の手順〜も気軽に試せます。
コンポジットの出し方は?中間点を自分で計算する手順
図2: 中間点を求める4ステップ
コンポジットチャートの出し方は、二人の出生図を作り、同じ天体どうしの黄道上の中間点を求めるのが基本です(中間点法)。必要なのは、二人の生年月日・出生時刻・出生地です。
手順は次のとおりです。
- 無料のホロスコープ作成サイトなどで、自分と彼の出生図をそれぞれ出し、各天体の度数を控える
- 太陽・月・水星・金星・火星…と、同じ天体どうしの位置を、0〜360度の数字に直す(牡羊座0度が0、牡牛座0度が30、双子座0度が60…と、30度ずつ)
- 二つの数字を足して、2で割る
- 出た数字を、星座と度数に戻す
たとえば、あなたの太陽が蠍座10度(220度)、彼の太陽が獅子座20度(140度)なら、足して360、割って180度。つまり天秤座0度が、コンポジットの太陽です。
中間点が二つあるときの注意
ここ、つまずきやすいところです。円の上では、二点の間に近い側と遠い側の二つの中間点ができます。一般には、二人の天体を結ぶ短いほう(180度以内)の弧の中間を採用します。先ほどの例は、ちょうど180度離れているので特殊ですが、たとえば10度と200度なら、短いほうの中間は285度(10度と200度の差190度は180度を超えるため、反対側を回る)になります。
計算が不安なら、コンポジットチャートに対応した無料サイトや占星術ソフトに二人のデータを入れれば自動で出してくれます。手計算は「仕組みを知るため」と割り切ってもいいと思います。
ちなみに、出生時刻がわからないときは、ASCやハウスは出せません。そのぶん天体の星座だけを見る形にして、「わからない部分は読まない」と決めておくと安心です。
恋愛で最初に見るのは?太陽・月・ASCの読み方
図3: 太陽・月・ASCが示すもの
コンポジットの太陽・月・ASCを先に見ると、関係の全体像が一番つかめます。細かい角度に入る前に、ここだけ押さえれば十分です。
- コンポジット太陽:二人が何を目指す関係なのか。関係の「軸」
- コンポジット月:二人でいるときの安心の感じ方、感情のくせ
- コンポジットASC:まわりから見た二人の印象、関係の入口
読み方の一例です。コンポジット太陽が蟹座なら、守る・育てる・家庭的な空気が軸になりやすい。月が風の星座なら、気持ちを言葉にして話し合うほど安心しやすい、といった具合です。
一般的な解説では、太陽と月の組み合わせ(星座や角度)が最も重視されることが多いようです。
【事例(フィクション)】
30代のAさんは、付き合って1年半の彼との関係を「楽しいけれど、どこへ向かっているのか分からない」と感じていました。コンポジットチャートを自分で出してみると、太陽が水瓶座、月が牡牛座。自由な空気の軸と、安定を求める感情が同居していることに気づきます。Aさんは「会う頻度は自由でいい。でも将来の話だけは定期的にしよう」と彼に伝えることにしました。結果を答えではなく、話し合いのきっかけにしたそうです。
※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。
金星と火星で恋の温度を読む:コンポジットの恋愛ポイント
愛情と情熱が寄り添う恋の温度
コンポジットの金星は愛情の表し方、火星は欲求と行動のスタイルを表します。この二つの関係を見ると、恋の温度や、ぶつかりどころが見えてきます。
読み解きの軸は、二つあります。
星座を見る:金星が水の星座なら、深い情の交換を求める関係。火星が火の星座なら、勢いや情熱で動く関係です。
角度を見る:金星と火星が良い角度(トライン・セクスタイル)なら、愛情と行動がかみ合いやすいと言われます。スクエアやオポジションは、愛情と行動の間にズレや緊張が出やすいとされています。ただし緊張は「刺激」でもあるので、悪いと決めつけないでください。
「ぶつかりやすい」と出たなら、どこでぶつかるかを先回りして知れた、と受け取るほうが前向きです。たとえばスクエアなら、気持ちは伝えたいのに行動が追いつかない場面に気をつける、というふうに。
相性の食い違いで迷っているなら、生年月日の相性占いで占術ごとに結果が違うのはなぜ?食い違ったときの読み方とまとめ方も参考になるはずです。
ハウスと土星は?続く恋・試練のテーマの見方
コンポジットのハウスは、二人の関係が「どの生活領域で動くか」を示し、土星は関係の中で時間をかけて向き合う課題を示すとされています。出生時刻がわかっているときに使える、一歩踏み込んだ見方です。
見るのは主に次の三つです。
- 太陽が入るハウス:関係のエネルギーが向かう場所(たとえば7ハウスなら対等なパートナーシップ、4ハウスなら家庭や暮らし)
- 土星の星座とハウス:責任・現実・時間が絡むテーマ。重く感じても、「関係を育てる土台」の意味を持つことがあります
- 月のハウス:感情が落ち着く場所
ここで大事なのは、土星を「障害」とだけ読まないことです。土星は、長く続く関係の骨組みにも関わる星。いわば、続けていくために二人が整える部分、という見方ができます。
「続くかどうか」を知りたくなりますよね。でも、チャートはその答えを持っていません。見えるのは、どんなテーマに二人が取り組みやすいか、までです。
読んでも迷う…コンポジットを使うときの落とし穴
結果に迷う夜、そっと灯る道しるべ
コンポジットチャートは、結果を断定に使わず、二人で話すための材料にするのがいちばん安全です。よくある落とし穴を三つ挙げておきます。
1. 中間点は実際の天体の位置ではない 解説では、中間点は「数学的な点」と説明されます。実際の空に存在する配置ではないぶん、読み方に流派差があります。
2. 悪い配置を探しすぎる 不安なときほど、悪い面ばかり目に入ります。良い点を最低二つ、先に書き出してから読むと、バランスが取れます。
3. 一人で結論を出す 彼がいないところで「この関係は〇〇だ」と決めつけると、相手を置き去りにしがちです。結果は、「気になったところはここだったよ」と伝える材料にとどめてくださいね。
【事例(フィクション)】
20代後半のBさんは、コンポジットの火星と土星が硬い角度で、「うまくいかないかも」と落ち込みました。でも、他の配置を見直すと月と金星が穏やかな関係。Bさんは「慎重さが、焦らず進む力にもなる」と読み替え、彼と二人で「急がず進めよう」と決めたそうです。
※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。
二人で占いの結果を話題にするときのコツは、無料の相性占いを二人で一緒に楽しむには?結果を話題にするときの伝え方と気まずくならないコツで紹介しています。
よくある質問
Q:コンポジットチャートは出生時刻がわからなくても出せますか?
出せますが、一部だけです。出生時刻が不明でも、天体の星座は多くの場合読めます。ただしASCとハウスは出せないので、その部分は読まない前提にしてください。
Q:コンポジットとシナストリーの違いは何ですか?
シナストリーは二人の天体どうしの角度を見る方法で、コンポジットは二人の中間点で作った一枚のチャートを見る方法です。前者は「互いへの影響」、後者は「関係そのものの性格」を見るのに向いています。
Q:コンポジットチャートで「相性が悪い」と出たら別れるべきですか?
別れるべきとは言えません。コンポジットは、関係のテーマや緊張しやすい場所を知る道具で、結論を決めるものではないからです。気になる点を二人で話し合う材料として使い、最終判断はご自身でなさってください。
Q:コンポジットの太陽と月は、どちらを重視すればいいですか?
どちらも見ますが、まずは太陽を「関係の目的」、月を「安心の感じ方」として並べて読むと整理しやすいです。解説では、この二つの組み合わせが特に重視されることが多いようです。
Q:デイビソンチャートとは何ですか?
デイビソンチャートとは、二人の出生日時と出生地の中間を取り、その日時で実際に作るチャートのことです。コンポジットが天体ごとの中間点で作るのに対し、実在の空の配置になる点が違います。余裕があれば、両方を見比べてみるのもおすすめです。
まとめ
コンポジットチャートは、二人の中間点で作る「関係そのもの」のホロスコープです。まず太陽・月・ASCで全体像をつかみ、金星と火星で恋の温度を、ハウスと土星で続けるためのテーマを見ていくと、無理なく読み進められます。
大切なのは、結果を「当たる・外れる」ではなく、「私たちはこういう関係を育てやすいんだな」という気づきとして受け取ることです。今日、まずは二人の生年月日と出生地をメモするところから始めてみませんか?
もし自分だけで読み切れなくて迷ったときは、ココナラ電話占いの無料クーポンを使って、プロの視点で話を聞いてもらうのも一つの方法です。