この記事のポイント
- 宿曜占星術は、生まれた日の旧暦から「本命宿(27宿のうちの1つ)」を出し、二人の宿の位置関係で相性を読む占術です。
- 二人の関係は「命・業胎・栄親・友衰・安壊・危成」の6タイプに分かれ、栄親は穏やかに伸ばし合う関係、安壊は強く惹かれつつぶつかりやすい関係と言われています。
- 同じタイプでも、近・中・遠の3段階の距離で距離感の出方が変わると解説されています。
- 結果は「良い・悪い」の判定ではなく、二人の付き合い方を考えるヒントとして使うのがおすすめです。
「あの人、誕生日を聞いたら、なんだかやけに気になって……」。生年月日を使った相性占いは数あれど、「結果が当たっている気がするのに、理由がよくわからない」と感じたことはありませんか?
宿曜占星術(すくようせんせいじゅつ)は、そのモヤモヤを「二人の宿の位置関係」という形で見せてくれる占術です。星座や干支よりも、関係の”型”がはっきり語られるのが特徴なんですよね。
この記事では、自分の本命宿の出し方から、栄親・安壊をはじめとする6つの関係の読み方、迷いやすいポイントまで順番にご案内します。読み終えるころには、気になる相手との距離感を、少し落ち着いて眺められるようになるはずです。

宿曜占星術とは?生年月日の相性占いでの特徴
宿曜占星術とは、月が天空で27の領域(宿)を巡る動きをもとに、生まれた日の「宿」から性格や相性を読む占術のことです。平安時代に空海が日本へ伝えた「宿曜経」が元になっていると、一般に紹介されています。
ポイントは、見るのが太陽の位置ではなく「月」だということ。月がおよそ27日ほどで空をひと回りするので、1日に1つずつ宿が進むイメージです。
もう一つの特徴は、相性の読み方が「人どうしの位置関係」でできていること。星座占いのように「この星座とこの星座は相性◯」と一覧で決める方式ではなく、二人の宿がどれだけ離れているかを数えて、関係のタイプを割り出します。同じ生年月日の相性占いでも、四柱推命が五行、十二支が干支の組み合わせを見るのと比べると、仕組みがかなり違います。
なお、宿曜占星術は流派や書籍によって細かい解釈が異なります。この記事は、公開されている一般的な解説をもとに整理しています。
本命宿の出し方|旧暦の生年月日から27宿を調べる手順
図2: 本命宿を求める3ステップ
本命宿は、生まれた日を旧暦に直し、月ごとの「起点の宿」から日数ぶん進めて求めます。ここが一番つまずきやすいところなので、手順を分けてご紹介しますね。
手順1:生年月日を旧暦に直す 「旧暦 変換」と検索すると出てくる換算ツールで、生まれた日の旧暦の月と日を調べます。
手順2:旧暦の月から「1日の宿」を確認する 公開されている解説で広く使われている対応は次のとおりです。
| 旧暦の月 | 1日の宿 | 旧暦の月 | 1日の宿 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 室(しつ) | 7月 | 張(ちょう) |
| 2月 | 奎(けい) | 8月 | 角(かく) |
| 3月 | 胃(い) | 9月 | 氐(てい) |
| 4月 | 畢(ひつ) | 10月 | 心(しん) |
| 5月 | 参(しん) | 11月 | 斗(と) |
| 6月 | 鬼(き) | 12月 | 虚(きょ) |
手順3:日にち−1ぶん、宿の順に進める 27宿は次の順番で並んでいて、最後の胃までいったら昴に戻ります。
昴・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫・角・亢・氐・房・心・尾・箕・斗・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃
たとえば旧暦3月5日なら、3月1日の宿は胃。そこから4つ進めると、昴→畢→觜→参となり、本命宿は「参」です。
注意したいのは、旧暦の閏月(うるうづき)生まれの人。一般には、閏月ではない同じ月として数える方法が多く紹介されていますが、解説によって扱いが分かれます。心配なら、本命宿の自動計算ができる占いサイトで照らし合わせると安心です。
二人の関係は6タイプ|宿の距離で決まる相性の読み方
図1: 27宿の輪と6つの関係タイプ
宿曜占星術の相性は、二人の本命宿が27宿の輪の中で何番目離れているかで、「命・業胎・栄親・友衰・安壊・危成」の6タイプに分類されます。自分の宿を0として、相手が何個先にあるかを数えるのが基本です。
| 関係 | 相手の宿の位置(自分から数えて) | 一般的な読み方 |
|---|---|---|
| 命(めい) | 同じ宿(0)、または9・18先の「業・胎」 | 自分を映す鏡のような関係 |
| 栄親(えいしん) | 栄:+1・+10・+19/親:+8・+17・+26 | 助け合って伸びる、最も穏やかな関係 |
| 友衰(ゆうすい) | 衰:+2・+11・+20/友:+7・+16・+25 | 友人のように気楽だが、頼りすぎ注意 |
| 安壊(あんかい) | 安:+3・+12・+21/壊:+6・+15・+24 | 強く惹かれるが、衝突もしやすい |
| 危成(きせい) | 危:+4・+13・+22/成:+5・+14・+23 | 刺激的で、乗り越えると成長する関係 |
「栄」と「親」、「安」と「壊」のように、同じタイプの中にも”どちら側か”があります。自分から見て相手が栄なら、相手から見た自分は親、というふうにペアで入れ替わります。
数え方の例です。自分が昴、相手が張なら、昴から張までは8つ先。上の表では「親」の位置なので、自分から見ると相手は「親」側になります。逆に張から昴を数えると19先で「栄」ですから、相手から見た自分は「栄」。栄親の関係だと分かります。
栄親・安壊の違い|「居心地の良さ」と「強く惹かれる力」
穏やかな絆と、強く惹かれる力
栄親は、お互いの良さを引き出して穏やかに伸ばし合う関係。安壊は、強く惹かれ合うぶんだけ、価値観のズレがぶつかりやすい関係と言われています。
栄親は、占い好きの間でも「理想の相性」と紹介されることが多いタイプです。栄の側は相手に引き立てられ、親の側は相手を世話したくなる、という流れが語られます。ただ、居心地が良すぎて刺激が少なく感じることもあるようです。
安壊のほうは、片方が安定を与える役、もう片方が相手の安定を揺さぶる役になりやすい、という解説があります。「なぜか放っておけない」「離れたいのに気になる」という感覚が出やすいのも、このタイプの特徴として紹介されています。
大事なのは、安壊だから「うまくいかない」と受け取らないこと。ぶつかりやすいというのは、お互いに無関心ではいられない、ということでもあります。相手の言葉の裏にある気持ちを一度確認する、意見が割れたときは結論を急がず時間を置く。そんな小さな工夫で、関係の質はかなり変わってくると思います。
【事例(フィクション)】
たとえば、こんなケースを想像してみてください。30代のAさんが、気になっている同僚のBさんと、宿曜で「安壊」と出たとします。「やっぱり合わないのかな」と落ち込んだものの、解説を読み進めるうちに「強く惹かれ合うぶん、すれ違いも起きやすい」という説明に目が留まります。それからAさんは、仕事の進め方で意見が違ったとき、すぐに反論せず「どうしてそう考えたの?」と聞くことを意識するようにしました。結果を決めつけではなく、会話のきっかけを考えるヒントとして受け止める、という使い方のイメージです。
※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。
近・中・遠で変わる距離感|同じ関係でも出方が違う
同じ栄親や安壊でも、27宿のなかでの距離が「近・中・遠」の3段階に分かれ、関係の現れ方が少しずつ違うと解説されています。
表のとおり、栄・親・安・壊などはそれぞれ3か所ずつ位置があり、おおむね次のように整理されます。
- 近距離:数えて1つ・3つ先などの近い位置。親しくなるのが早く、ぶつかるときもすぐ。
- 中距離:10〜15つ先あたり。ほどよい距離感で、長く付き合いやすい。
- 遠距離:19〜21つ先あたり。ゆっくり関係が深まるが、一度深まると安定しやすい。
たとえば同じ安壊でも、近距離なら惹かれ合う勢いが強く、遠距離なら「あとからじわじわ効いてくる」という読み方になります。ここは書籍によって近・中・遠の呼び方や範囲が微妙に違うこともあるので、気になる場合は手元の資料の定義を確認してみてくださいね。
もし、相手の誕生日しか分からないときは、生年月日の相性占いで相手の誕生日しかわからないときは?生まれ年なしで読める占術と見方も参考になります。宿曜は旧暦の換算に生まれ年が必要なので、生まれ年が不明なときは別の占術と組み合わせるのが現実的です。
他の生年月日の相性占いと組み合わせる読み方
いくつもの占術を重ねて読む
宿曜占星術は”関係の型”を見るのが得意なので、他の占術と組み合わせると、相性の多面的な読み方ができます。
- 十二支(干支):生まれ年の干支どうしの組み合わせで、価値観や付き合い方の傾向を見る。詳しくは生年月日の相性占いを十二支で〜三合・支合・冲で読む二人の相性と付き合い方〜で紹介しています。
- 四柱推命:日干の五行で、惹かれ合う組み合わせを見る。生年月日の相性占いを四柱推命で〜日干の五行で読む二人の相性と惹かれ合う組み合わせ〜が参考になります。
おすすめは、宿曜で「関係のタイプ」をつかみ、別の占術で「具体的な性格の違い」を補うやり方。もし占術ごとに結果が食い違っても、慌てなくて大丈夫です。占術は見ている角度が違うだけなので、共通して出てくる傾向があれば、そこは二人の特徴として受け止めやすいと思います。
よくある質問
Q:宿曜占星術の本命宿は、新暦の誕生日からは出せませんか?
宿曜占星術は旧暦を基準にするため、新暦の誕生日をそのままでは使えません。旧暦変換ツールで旧暦の月日を調べてから、起点の宿をもとに数える必要があります。自動計算してくれるサイトもあるので、手計算が不安なときはそちらを使うと確実です。
Q:栄親でも、うまくいかないことはありますか?
あります。栄親は穏やかで助け合える関係と言われますが、お互いに遠慮したり、甘えすぎたりすると、すれ違いは起こります。相性のタイプは”傾向”であって、関係の結果を決めるものではありません。
Q:安壊と出たら、距離を置いたほうがいいですか?
結果だけで距離を置くかどうかを決める必要はありません。安壊は、強く惹かれるぶん意見がぶつかりやすいとされる関係です。ぶつかりやすいポイントが見えたら、話し合い方を工夫する材料として使うのが現実的です。
Q:本命宿が同じ人どうしは、相性が良いのですか?
同じ宿どうしは「命」の関係で、自分を映す鏡のような相性と言われます。共感しやすい反面、似た欠点が重なって、お互いに気になってしまうこともあるようです。良い・悪いより、“似ている”ことを前提に付き合うのがコツです。
まとめ
宿曜占星術の相性占いは、旧暦の生年月日から本命宿を出し、二人の宿の距離で「命・業胎・栄親・友衰・安壊・危成」の6タイプを読む方法です。栄親は穏やかに伸ばし合う関係、安壊は強く惹かれつつぶつかりやすい関係というように、関係の”型”が見えるのが魅力でした。
とはいえ、結果は答えではなく、気持ちを整理するためのヒント。「この人とはこういう距離感になりやすいのかも」と知っておくだけで、相手への見方が少しやわらぐことがあります。
まずは、自分と気になる相手の本命宿を出してみてください。数え方に慣れたら、家族や友人との関係も眺めてみると、意外な発見があるかもしれません。さらに深く自分の状況を整理したいときは、ココナラ電話占いの無料クーポンを使って、実際に占い師さんに話を聞いてもらうのも一つの方法だと思います。