この記事のポイント

  • ハンターズムーンとは、10月の満月につけられた北米由来の呼び名で、2026年は10月26日(月)に迎えます。
  • 2026年の満月は日本時間の13時過ぎ。昼の満月なので、前夜の25日と当夜の26日の夕方が見やすい時間帯です。
  • 占星術では太陽が蠍座、月が牡牛座の位置で迎える満月で、「安定・お金・体の感覚」が主題になると言われます。
  • 金星逆行(10月3日〜11月14日)の最中でもあり、新しく決めるより「持ち物と気持ちの棚卸し」に向く満月です。
  • 占いは答えを決めるものではなく、心を整理するための思考ツールとして使うのが無理のない付き合い方です。

「今月の満月、いつだっけ?」と思ってカレンダーを開いたら、10月26日の満月は昼の1時すぎ。夜空を見上げようにも、その瞬間はまだ明るい空の下……そんな「あれ?」を抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか。

2026年10月26日の満月は「ハンターズムーン」と呼ばれ、占星術では牡牛座で迎えます。名前の由来から、牡牛座の満月がどんなテーマを照らすと言われるのか、そして昼の満月をどう楽しめばいいのかまで、順番に整理しました。読み終えるころには、この満月に「何をしておくといいか」がひとつ決まっているはずです。

秋の夜空に昇るハンターズムーン

ハンターズムーンとは?2026年は10月26日(月)

ハンターズムーンとは、10月の満月につけられた英語圏の呼び名で、2026年は10月26日(月)の満月がそれにあたります。

満月の日時は、日本時間で13時11分前後とされています(資料によって数分の差があります)。ちなみに、満月は「月と太陽が地球をはさんでちょうど反対側に並ぶ瞬間」のこと。瞬間が昼間なら、その時刻の月は地平線の下にいて見えません。

呼び名の由来は、一般に北米の先住民の暮らしに由来すると言われています。収穫が終わって見通しがよくなった野原で、冬の食料にするための狩りを夜も続けられた——そんな月明かりのイメージです。色を表す名前ではないので、月が赤く見えたり、特別な色になったりするわけではありません。

英語圏の月の名前は、おおむね次のように季節の暮らしと結びついています。

時期呼び名の例暮らしのイメージ
2026年8月スタージョンムーン漁・恵みの季節
2026年9月ハーベストムーン収穫の最盛期
2026年10月ハンターズムーン収穫後、冬支度のための狩り
2026年11月ビーバームーン(一般的な呼び名)冬に備える動物の動き

収穫の月の次に「狩りの月」が来る。つまり10月の満月は、実りを集める季節から「蓄えて冬を越す季節」への切り替わりを告げる名前なんですね。

牡牛座の満月が照らすテーマとは?「安定」と「手触り」の読み方

太陽と月が向き合う満月の構図 図2: 太陽と月が向き合う満月の構図

安定と手触りを映す満月 安定と手触りを映す満月

牡牛座の満月は、占星術では「安定・お金・体の感覚・心地よさ」といったテーマが浮かび上がる時期と解釈されます。

この解釈の理屈は単純です。満月の月は太陽の正反対にあります。10月26日ごろの太陽は蠍座にいるため、反対側の月は牡牛座。蠍座は「深く関わる・共有する・手放す」、牡牛座は「自分のものとして持つ・守る・味わう」を象徴するとされ、この2つの綱引きが満月の読みどころになります。

読者のみなさんの状況に引きつけるなら、たとえば次のような問いが浮かぶ時期、ということになります。

押さえておきたいのは、満月は「何かが起きる日」ではなく「すでにあったものが見えやすくなる日」と語られることが多い、という点です。占星術では、満月は新月で種まきしたことの「結果が見えやすい時期」とされています。裏づけのある科学的事実ではなく、あくまで占いの文脈の読み方ですが、気持ちを整理するきっかけとしては使いやすい考え方だと思います。

昼に満月を迎える日、いつ・どう見ればいい?

25日・26日の月の見頃タイムライン 図1: 25日・26日の月の見頃タイムライン

2026年は満月の瞬間が昼なので、月を楽しむなら前夜の25日と当日26日の夕方〜夜が見やすい時間帯です。

満月前後の月は「ほぼ満ちた状態」が数日続きます。ぴったりの瞬間にこだわらなくても、見た目の差はほとんど分かりません。月の出は満月の日だと日没のころ。東の空の低い位置から昇ってくる月は、大きく見える(いわゆる月の錯視)ので、写真や観賞にはむしろこの時間帯が向いています。

おすすめの過ごし方をシンプルにまとめます。

  1. 25日と26日の夕方、日没の時刻を調べておく(国立天文台の「暦計算室」などで確認できます)
  2. 東の空が開けた場所を探す(ベランダや、近所の少し高い場所など)
  3. 空を見る前に、ひとつだけ「いま手放してもいいもの」を決めておく

スマホで写真を撮るなら、画面を少し暗めにすると、月の模様が飛びにくくなります。

ちなみに、10月22日ごろにはオリオン座流星群が極大を迎えるとされています。国立天文台の情報では、1時間に5〜10個程度が目安。月が沈んだあとの未明が見やすいと、複数の天文系サイトが紹介しています。満月前の宵は月明かりがあるので、夜更けから明け方を狙うのがよさそうです。

金星逆行のさなかの満月、新しいことは始めない方がいい?

金星逆行は2026年10月3日〜11月14日とされ、10月26日の満月はそのちょうど中盤にあたります。

金星は愛情・お金・美意識を象徴する星として扱われます。その逆行期間は、占星術では「新しく始めるより、見直す・戻る」時期と読まれがちです。今回は逆行する金星が蠍座から天秤座へ戻っていく途中。人間関係の距離感や、お金の流れの再点検に向く期間、という読み方が一般的です。

たとえば、こんなケースを想像してみてください。

【事例(フィクション)】 Aさん(30代・女性)は、半年前に買ったサブスクや使っていないジムの会費が気になりつつ、「解約するともったいない気がして」と先延ばしにしていました。10月の満月の前に、月額の固定費を一覧にしてみたところ、「使っているもの」と「安心のために持っているだけのもの」がはっきり分かれました。結局、2つだけ解約。浮いたお金を、前から気になっていた寝具の買い替えに回すことにしました。 ※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。

この想定のような使い方は、牡牛座の「お金・心地よさ」と逆行期の「見直し」が重なる、わかりやすい例かもしれません。大きな決断を急ぐ必要はなく、棚卸しだけでも十分です。

逆に、「逆行中だから何もしてはいけない」というわけでもありません。占いは行動を禁止するものではなく、「今は確認の時間を多めにとろう」という目安として扱うと、気持ちが軽くなります。

牡牛座満月の過ごし方|五感を使った3つのセルフケア

五感を満たす秋の夜時間 五感を満たす秋の夜時間

牡牛座の満月は、頭で考えるより、体と五感を満たす過ごし方が合うと言われます。牡牛座が「感覚の星座」と呼ばれるためです。

具体的には、次のような小さなことで十分です。

1. 食事をていねいにする。 温かいスープ、旬のきのこや栗など、秋の味をゆっくり味わう。10月下旬は二十四節気でいう「霜降」(2026年は10月23日)に近づく時期で、旬の食材が増えてきます。季節の流れは霜降2026年の意味と七十二候、冬支度前の心の整え方でも整理しているので、あわせて読むと満月の前後の空気感がつかみやすいと思います。

2. 持ち物をひとつ手放す。 ハンターズムーンの「冬支度」のイメージに重ねて、着ない服や読み終えた本を1つだけ選ぶ。蠍座の「手放す」と牡牛座の「持つ」の両方を、小さな行動に変える方法です。

3. 月を見ながら、お金や暮らしの「満足度」を書き出す。 数字ではなく、「これを買ってよかった」「あれは惜しかった」と感想を書くだけ。判定をしないのがコツです。

願い事を書くなら、「もっと稼ぐ」より「安心して暮らせる土台を整える」のような言い方が、牡牛座の満月らしいとされます。

10月は「ケルトの新年前夜」へ向かう時期でもある

ハンターズムーンの5日後、10月31日はハロウィン。そのルーツと言われるケルトの祭り「サウィン」は、季節の終わりと新しい年の始まりを重ねる行事として紹介されています。

収穫を終えて蓄える、冬に向かう、そして古いものを手放す。ハンターズムーンのイメージと、サウィンの発想は、ひとつながりの季節感として読むことができます。詳しくはサウィンとは?2026年10月31日、ケルトの新年前夜を占い好きが楽しむ7つの視点で紹介しています。満月(26日)から月末(31日)までを、ひとつの「秋の区切り期間」として過ごしてみるのも素敵です。

よくある質問

Q:ハンターズムーンは、ほかの満月と何か違うのですか?

天文学的には、ほかの満月と大きさや色が特別に違うわけではありません。「ハンターズムーン」は北米由来の季節の呼び名で、10月の満月につけられたものです。違いがあるとすれば、秋から冬へ向かう季節感がこめられている点です。

Q:満月の瞬間が昼間だと、願い事は効果がないのでしょうか?

そのようなことはないと言われています。占いの世界では、満月の前後1〜2日は「満月のエネルギーが続く」と読む考え方が一般的です。前夜や当日の夕方に月を眺めながら、気持ちを整理する時間にすれば十分です。

Q:牡牛座の満月は、お金に関する決断をしていいタイミングですか?

占星術では「お金のテーマが浮かびやすい」とされますが、決断を促すものではありません。しかも2026年は金星逆行の最中です。大きな契約や買い物は慎重にし、まずは支出の棚卸しや、見直しにとどめる読み方が一般的です。

Q:月が見えない曇りや雨の日は、どう過ごせばいいですか?

月が見えなくても、満月の日であることに変わりはありません。部屋の灯りを少し落として、温かい飲み物を片手に、書き出しや持ち物の整理をするだけでも十分です。月を見ること自体が目的ではなく、立ち止まる口実にするくらいの気持ちで大丈夫です。

まとめ

2026年10月26日のハンターズムーンは、収穫から冬支度へ向かう季節の切り替わりに、牡牛座の「安定と心地よさ」を重ねて読める満月です。13時すぎという昼の満月なので、前夜の25日と、当日の夕方に昇る月を目安にすると楽しみやすいでしょう。

金星逆行の期間でもあるので、新しいことを急ぐより、「持っているもの・使っているお金・続けている習慣」を静かに見直す時間にするのが、この満月らしい過ごし方かなと思います。

占いは、未来を決めつけるものではなく、立ち止まって自分に問いかけるきっかけです。26日の夕方、東の空に昇る月を見ながら、「冬の前に、手放してもいいものは何だろう」とひとつ考えてみてください。それだけで、秋の終わりの気持ちが少し整うはずです。